代表理事挨拶

木原 啓之

2019年度より、日本時計学会代表理事を拝命いたしました。理事、運営委員そして学会員の方々と共に日本時計学会の発展を目指し、力を尽くして運営していく所存でございます。

日本時計学会は1948年に創設され、大学と時計会社が中心となり、時計産業の発展とともに時計に関する技術を追求し、製品化技術、要素技術、加工技術、エネルギー、センサ、通信など広範囲に及ぶ研究の発表、交流の場として活動してまいりました。

その昔は、時計業界は世間の景気に左右されにくく安定した業界ともいわれていましたが、今では変化のスピードが速くなり、流行や経済の変動に大きく左右されるようになりました。国内では近年のインバウンドによる好景気の波がひと段落し、高級機械式時計とスマートウオッチといったこれまでに時計業界が経験したことのない、対極のカテゴリーが存在感を示す構図となってきています。機械式時計では精度の追求に加えて従来とは異なる新しい発想の機構が数多く発表、製品化され、スマートウオッチでは様々なセンサや通信が用いられたデバイスが広範囲の分野で製品化されており、これまでの時計の概念が広がってきています。このため、今後もより広い技術分野が腕時計に融合し、ますますその規模が大きくなっていくと推測されます。

日本時計学会では、時計に関する幅広い分野にてご活躍の皆さま、興味をお持ちの皆さまの交流の場、技術発展の場としてこれからも積極的に活動し続けたいと考えております。今後とも、ご支援いただきたく、よろしくお願いいたします。

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